シニアユニオンでは
こんな問題を解決してきました
<サービス残業代の支払いを要求>
50代 男性 スーパー勤務 Aさん
本人の残業時間メモ、賃金概算を提出し、団交で追求。
要求額を超える解決金で調印。
その後、会社も長時間勤務是正に着手した。
「当人が強い意思を持って臨むことで勝利解決できる実例を体現」というのが当事者の感想でした。
<退職勧奨をはね返し、希望通りの条件で再雇用>
60代 男性 専門職 Bさん
「あなたにふさわしい職場は会社にはありません。この機会に是非転職すべきです」
面談で首を縦に振らなかった本人に届いたのは「週2日、14時間勤務。1450円の時給」
というもの。ユニオンに加入して団交の申し入れ。自分の思いを抗議文として人事部担当にメール送信した。会社は2日後「直接会って話したい」と連絡してきた。
前回提示条件は撤回。週5日勤務。配属も今までの経験が活かせる部門に。
「個人の力では到底無理であり、組合という組織の大きな支えがあったからこそ」本人の感想である。
<嘱託への一方的処遇変更を撤回>
60代 女性 病院勤務 Cさん
「定年延長願」を提出し、受諾されていたにもかかわらず更新日になって「嘱託」の待遇通知をしてきた。賃金は2割減。賞与も対象期間が過去であるにもかかわらず嘱託基準で算定してきた。
処遇変更の理由が「通勤手当の詐欺」に対する懲罰的措置であることをあきらかにさせ、「通勤手当の正当性」「会社からの事前の事情聴取は一切なかった」ことを主張し、団交は有利に展開。組合要求通りの回答を引き出し平和的に解決した。本人も団交で事実を述べることにより法人側を追い詰めることができた。
<勤務時間の短縮 健保 厚生年金の削減を許さない闘い>
60代 男性 スーパー関係 Ðさん
再雇用2年目に「週35時間を24時間に(賃金7万円減)」と提案してきた。
理由は業務上注意して改善すべきレベルの電話の対応とか「居眠り」であった。会社としてすべきことをしていないことを追求してきた。会社は24時間は撤回し週30時間で。健保、厚生年金については対象とする、という回答をしてきた。その他、就業規則のあり方なども追求してきた。
<「業務委託契約」との闘い>
80代 男性 マンションの管理人 Eさん
「労働契約」から「業務委託契約」に切り替えたうえで高齢者Aさんを首切り。
病気で2か月入院し、回復して「さあ、仕事だ」と思っていたところ、管理組合理事長からの電話1本で「あなたはもういいです」そもそもこの契約変更は丁寧な説明もなく印を押させたもの。
「業務委託契約の場合、労働者ではないので残業代、解雇は関係ない」という管理組合に対し、労働の実態、指示命令、拘束性などを明らかにして交渉。一定の和解案で解決。
<「子会社への転籍」を許さずに解決>
50代 男性 大手製造業 Fさん
定年後の再雇用希望を提出。人事より「社内では再雇用のご提示はできません」と転籍を提案してきた。
「転籍は本人の同意が必要」であって一方的に進めることはできない、と追求。
第一回団交でほぼ希望通りの回答。「自社かつ勤務地は○○(本人希望地)での雇用」の回答。本人としては仕事内容その他、準備をしたがスピード解決で不要に。
<作業ミスを理由に退職を迫る会社に抗して>
30代 男性 製造業 Gさん
「退職届を提出して当社を退職すべきである」と、社長から強要に近い退職勧奨。拒否すると、数日後には「○○日で解雇します」解雇予告通知書。
ユニオンとしては団交の場で「作業標準書はあるのか」「指導はどのようになされたのか」「ミスは指導の問題でもある」と追求していった。会社はあくまで作業者にすべての責任を押し付ける態度であったが、ユニオンとしてはさらに作業工程を図解し、どこに問題があるかを明らかにしていった。会社都合退職をかちとり決着した。
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